第6回 この先の乾燥に負けない美肌つくり

本格的な乾燥の季節は少し先なのに、イマイチ肌の調子が良くない。
そんなお悩みをよく聞くのがこの時期です。

乾燥対策に化粧水やらクリームを切り替える方が多い中、クレンジングや洗顔を見直さないケースは非常に多いのです。


ご存知の方も多いように私たちの肌の表面は自然のバリア機能があります。
現在では室内外の気温差や大気汚染による外的ストレス、又心の疲れなどによる内的ストレスによってこのバリア機能が低下してるとも言われています。
このバリア機能を根こそぎとってしまうようなしっかり洗顔をしているようなら要注意。今は大丈夫でも今後過剰なケアに偏り敏感肌予備軍ともなってしまいます。

この時期見直すべきはクレンジングや洗顔。しっとりするクリームタイプやバームタイプなどが最近では人気が高いです。また使用時には気温の低下で質感が多少固くなっていたりしますので、手のひらでしっかり温めてから顔の上にのせるのもオススメです。
これは美容液やクリームにも同様のことが言えます。少しの手間をかけることでなじみが格段に良くなり、効果を実感しやすくなりますよ。
朝の洗顔は石鹸などを使わずにぬるま湯だけのすすぎ洗いで十分。この時期乾燥しやすいボディも同様に、石鹸などは部分的な使用にしている方もだんだん増えてきています。一見ずぼらな印象だったり不潔に思う方もいるようですが、極端に汗をかいたりしないようならこれだけで十分です。その分湯船につかる習慣をつけるようにしたいものです。

この時期に限らずですが、パーティーやら外食の機会が増えると内臓にも負担がかかります。
肌は内臓の鏡なんて表現する人もいるくらい、体調によっても肌調子は大きく左右されます。暴飲暴食はほどほどにして、必ず内臓を休ませる日をつくるように心掛けたいものです。疲れた胃腸はどうしても動きが悪くなりますので温めてあげましょう。
紅茶に黒糖、しょうが(チューブタイプでOK)を入れたものを飲むのはとてもオススメです。

お肌に悪い習慣の1つに摂りすぎたカロリーを制限しようと必要な栄養まで摂らずにいることもありますが、これでは肌にも悪影響があるのは言うまでもないことです。
寒い時期の体調管理(=美肌管理)にはバランスの良い食事と内臓の冷え対策が他の季節以上にとても重要だといえます。
朝食後にローヤルゼリー+コラーゲンを飲むだけで、手軽な栄養補給と免疫力UPも期待できて一石二鳥ですよね。


内側からも外側からもしっかりケアをしてこの先の乾燥にも負けない美肌つくりをしておきましょう。





Medusa プロフィール

メイクアップアーティスト。東京生まれ。2001年よりメイクブランドのMACに在籍、3度にわたり売上1位となる。2006年独立。現在、イベントでのメイクをはじめ、スキンケアブランドのスーパーバイザー、美容セミナー講師、バンタンデザイン研究所講師として活躍中。