暑かったり、寒かったり、雨が多かったり、あやしい気候が続いた春の一日。
フォーラムメンバーに、特別参加のメイクアップ・アーティストのメデューサさんを加え第2回のローヤルゼリー勉強会を開きました。
前回に引き続き、"ローヤルゼリー博士"を講師にお迎えし、ローヤルゼリーの不思議なチカラ。
その成分に秘められた効能、誰が、どんなふうに飲んだらいいのかをしっかりとレクチャーしていただきました。
なかなか出来ない体験!生のローヤルゼリーを食べてみました。
「一度、味わってみませんか?」と博士が取り出したのは何と生のローヤルゼリー。
原料は花粉で、蜜蜂が体内で消化したもの・・と知ってはいても、メンバーみんな恐る恐るの初体験。臭いを嗅いでみると、蜂蜜っぽい独特の香りで、ひとさじ食べてみると、いままで味わったことのないピリっとした酸味のある味。
生のこの味がいいという人もいるらしいのですが、私たちにはやっぱり飲みにくい。
飲みやすく粉末にしてカプセルに入れている理由に、まず納得です。
刺激的な酸味は、天然物に中でローヤルゼリーにしか入っていないデセン酸の味。
本物のローヤルゼリーの証でもあるのです。デセン酸は、殺菌作用が強く、カナダのオンタリオ大学のタウンゼント博士が、癌細胞だけのものと、癌細胞にローヤルゼリー(デセン酸)を混入したものをネズミに投入したところローヤルゼリー(デセン酸)を混入したものではネズミは発癌しなかったことで制癌作用があることがわかり一躍有名になったそうです。日本の学者の発表でも、糖尿病になると出にくくなるインスリンと同じ働きがあることもわかってきています。
| | メデューサさん |
有成分が凝縮されたローヤルゼリーは栄養価の高い健康補助食品です。
生のローヤルゼリーは、どんな成分で構成されているのか。 栄養学的には、非常にバランスのとれた食品となるようで、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、私たちの美容や健康維持に必要な五大栄養素がしっかりと含まれています。
野菜や植物に含まれる水分が98%であるのに対して、ローヤルゼリーは人間と同じ60~65%。そのドロっとした感じからは想像できない水分量。つまり、残りの35~40%に有成分が凝縮されているので、栄養学者に言わせると、栄養価の高い健康補助食品となるようです。
主成分はたんぱく質で、私たちのからだの中でつくることの出来ない必須アミノ酸が9種類。その他アミノ酸が13種類。合わせて22種類ものアミノ酸が含まれています。脂質の中の9割はデセン酸です。
ローヤルゼリーで特長的なのはビタミン!美容効果が期待できます。
ビタミンには、水溶性のものと油溶性のものがありますが、ローヤルゼリーのビタミンはすべて水溶性。だから、日常の食べ物で不足がちなものが入っているだけでなく、摂りすぎても過剰性にはならないそうです。
ただ、ビタミンCが入っていないので合わせて摂るように心がけなければ、です。ビタミンの中のパントテン酸は、パンテーンというシャンプーの名前でお馴染み。髪の艶、皮膚の張りに関係するビタミンで、この成分を配合しているからのネーミングだそう。
葉酸は妊婦のひとに必要なもの。アセチルコリンは、天然物の中でローヤルゼリーの中にいちばん含まれているビタミンで、神経の伝達物質。最近の研究では、痴ほう症の脳にはアセチルコリンが少ないことがわかってきているようです。
記憶とか情報の伝達物質がローヤルゼリーにはたくさん入っているわけです。
ローヤルゼリー+コラーゲンには、水溶性ビタミンが豊富。
ローヤルゼリーの特有成分で 若々しい肌が生まれてくる!?
ローヤルゼリーには、五大栄養素の他に特有成分が含まれています。そのひとつが、類パロチン。ひとの唾液腺はパロチンというホルモンを分泌していて、それに似ているから類パロチンだそうで、ひとが生まれていちばんパロチンを分泌するのは赤ちゃんの時。
よだれを流し、瑞々しい肌である理由はそこに。
パロチンは細胞を活性化して、肌の若返り作用があるそうです。海外の実験では、火傷した患者さんにローヤルゼリーを塗った方が30%も治りが早いという結果があり、生で塗ると火傷の痕がきれいになるそうです。
アピシンは茨城大学の先生が見つけた成分で、細胞を増殖させたり、細胞の寿命を延ばしたりする働きがあることがわかっています。ローヤルシンは肝臓の保護に効果を発揮。ローヤルゼリー特有の成分が元気な肌を応援してくれる感じです。
素朴な質問。ローヤルゼリーは何にいちばんいいのでしょう?
思わずローヤルゼリーにすべてのことを期待してしまいますが、「ローヤルゼリーは万能薬ではありません。」と博士はきっぱりおっしゃいます。
ローヤルゼリーは、女性に大変相性のいいもので、自律神経の働き、ホルモンの働きのバランスを良くする作用があるのですが、たとえば、ローヤルゼリーを飲んで太って困ったと話す女性の場合、自律神経の働きが良くなる→お腹がすく→食べ過ぎる→結果、太る。という経路で太るのであり、すべてをローヤルゼリーに頼るのではなく、やはり自分次第、自分の有効活用を見つけていくことがいちばん大切だと博士は力説されます。ホルモンが活発になるというのも嘘。ホルモンの働きを整える効果があることが医学的にも証明されており、ホルモンが活発化して、乳がんになりやすい、子宮筋腫が大きくなる、といった心配はローヤルゼリーにはあてはまらないそうです。
また、からだに出てくる効果としては、肌に艶が出たり、お化粧のノリが良くなったりして、化粧品メーカーが石鹸や乳液、化粧品にローヤルゼリーを配合する理由も、この働きを期待しているからだそうです。
ローヤルゼリー、誰が飲んだらいいのでしょう?
では、一体誰がローヤルゼリーを飲んだらいいのでしょうか。
博士曰く、「健康なひと」、「健康ではないけど、病気でもないひと=漢方で未病と言われるひと」、「病気を抱えてるひと」。ひとには3つのタイプがあって、結論から言えば、疾病を抱えてるひとをローヤルゼリーで治すことは出来ない。ただ、病気のひとは医者の処方箋と副用して病気からくる諸症状を緩和することはできる。
たとえば、癌患者は身体の中に毒素が出て満腹中枢を刺激して食べられなくなり、どんどん痩せて行くケースがあり、疲労感、食欲不振を解消するために飲むことがあるそうです。
未病のひとは、いまの健康を維持するために。そして、健康なひとこそ毎日ローヤルゼリーを飲むべきだと博士は言います。
ローヤルゼリーは、健康なうちから飲んでその良さがわかるもの。何となく風邪をひかなくなった。何となく疲れにくくなった。ゆっくりゆっくり緩やかに効果がでてくるのがローヤルゼリー。健康食品で、飲んですぐ効果が出るものは反対に怖いと博士はおっしゃいます。
効果がすぐ出るということは、副作用が出やすいということ。焦らず、健康なうちから飲む習慣をつけておくことが大切なのですね。
ローヤルゼリーは 毎日、どのくらい飲んだらいいのでしょう?
昔は、耳かき一杯と言われた時代があったそうです。つまりは、それだけ貴重で高価なものだったのですね。ほんの少しだけ、耳かき一杯では効果は期待できないもの。
愛媛大学の吉村先生の実験、40歳~59歳の更年期の主婦48名を対象に行なったものでは、1日に生換算1,200mg、ようは1g以上を摂取したひとは2、3ヶ月で、イライラ、肩こり、生理痛などの更年期の諸症状が軽減、緩和したそうです。
健康美人フォーラムのローヤルゼリー+コラーゲンは、1カプセルに生換算で500mg。1日2~4カプセルを飲んでいればいいわけです。
ローヤルゼリーに含まれる成分が持つ効能、チカラに、あらためてびっくり、驚きです。
期待ばかりが膨らんで、なかなか目に見える効果がないせいか途中で飲むことを止めてしまったり、忘れてしまったりですが、本日またしても反省です。
健康な時こそ、その先の健康を考えて毎日を送る大切さを、ローヤルゼリーは教えてくれているのですね。女王蜂に感謝のひと時でした。
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